Appleが手がける定額制音楽配信サービス「Apple Music」の有料会員数が4,000万人を突破しました。これはApple Musicのコンテンツ・ディレクターを務めるSteven Huon(@StevenHuon)氏がTwitterで明らかにしました。
Well! #AppleMusic pic.twitter.com/YlUS3L13xf
— Steven Huon (@StevenHuon) 2018年4月4日
Spotifyを追いかけるApple Music
Apple Musicの有料会員数は、2018年3月中旬時点3,800万人を突破したことがアナウンスされていましたが、そこからわずか2週間ほどで200万人も増加したことになります。2017年9月時点で3,000万人を突破していましたので、約半年で1,000万人の有料会員数を増やしたことになりますね。
前回3,000万人を突破した時には、「1ヶ月で有料会員数が100万人増える」という有料会員数増加ペースでしたが、それをさらに上回り「1ヶ月で有料会員数が150万人増える」というペースになっていますね。
ライバルにあたるSpotifyの有料会員数は7,000万人と、その差は埋まらないものの両者ともに確実に有料会員数を伸ばしています。
オリジナルコンテンツにも注力するApple
最近のAppleは、Apple Musicにおけるオリジナルコンテンツにも注力しています。例えば先日、Apple Musicの責任者であるジミー・アイオビン氏は英BBCのインタビューにて「音楽ストリーミングサービスはどれも似すぎており(同じような曲が聴ける)、生き残っていくためには多様化が必要だ」と答え、オリジナルコンテンツに注力する示唆をしました。
またAppleは、定額制オンライン雑誌配信サービスである「Texture」を買収したりと、音楽以外の付加価値を作る動きも見せています。
Spotifyは音楽配信サービス一本で勝負をしていることに対し、コンテンツの多様性やオリジナルコンテンツで対抗するApple、すでにそういった多様性を実現しているAmazon、検索で覇権を取っているGoogleと、この4社による音楽配信サービスの競争は今後も激しくなりそうです。