今後、不正はバレるかもしれません。
世界最大級の定額制音楽ストリーミング配信サービス「Spotify」は、ファミリープランのユーザーが同じ場所に済んでいることを証明するために、GPSによる位置情報での確認をテストしているようです。
不正利用を防ぐ為に、当然といえば当然の話なのですが。
同じ住所に済んでいることがファミリープランの条件
Spotifyのファミリープランは、月額1480円支払うことで、本人含め最大5アカウントでSpotify Premiumの機能を利用できるプランです。
通常のSpotify Premiumは月額980円なので、非常にお得ですよね。
ただし、ファミリープランの対象になるのは、「同じ住所に住んでいる家族だけが対象」となっています。
規約上、離れて住んでいる本当の家族もファミリープランに加入できないのですが、これまでは、特に「同じ住所に住んでいること」の証明を求められることはありませんでした。
それが、今後GPSによる位置情報取得で、住所の確認を実施する可能性があるようです。
友人同士でのファミリープランの共有を禁止したい
なぜ、このようなテストを実施しているかというと、実際、ファミリープランの共有は、Spotifyの収益にも影響を与えているように見え、2018年の第2四半期のユーザーあたりの平均収入は、12%も減少しているようです。
これまでSpotifyは、ファミリープランユーザーが本当に同じ住所に住んでいるか確認する術を提供していなかったため、まったく別の場所に住む友人の間でも、ファミリープランを簡単に共有設定できていました。
今後、SpotifyがGPSによる位置情報確認を進めていくかどうかは不明ですが、Spotifyのスポークスマンは以下のようにコメントしているようです。
Spotifyは現在、特定の市場でファミリープランのユーザーエクスペリエンスの改善をテスト中です。 私たちは常にSpotifyで新しい製品や経験をテストしていますが、今回のこの機能テストに関して、これ以上語ることはありません。
正直、GPSによる位置情報取得は、正しく利用しているユーザーの心理的ハードルを上げてしまいますが、テストではなく、今後テコ入れを本当にしていくかもしれませんね。
Source:
Spotify starts cracking down on friends who share family plans