またひとつ、アーティストのオンライン活動を支援するサービスが登場しそうです。
合同会社ベステンダンクは、ファン参加型の音楽活動支援アプリ『unitive』を発表し、アーティストのサービス事前登録を開始しました。
unitiveとは?
unitiveは、twitterやinstagramを利用する感覚でアーティストが会員制のSNSを運用できるほか、動画・電子チケットなどの有料コンテンツもアプリ内で販売することが可能な、アーティストのオンライン活動支援プラットフォームです。
アーティストが安定的な収益を獲得できるようにサポートすることを目指しており、unitveのコミュニティを運営することで、アーティストはWebサイト、iOS/Androideのスマホアプリにも同時にコミュニティを展開し、会員制のSNS運営できるようになります。
現在、利用アーティストの事前登録を開始しました。事前登録を行ったアーティストは、通常500円の月額利用料が永久に無料となるようです。
参加表明済みアーティスト
すでに参加が決定しているアーティストは以下の通りとなっており、今後も増えていく予定です。
avengers in sci-fi / THE BOOGIE JACK / brute in forest / Christopher Allan Diadora / cumulonimbus / mollen / mouse on the keys / mudy on the 昨晩 / ONIGAWARA / PlanariaRecords / RIDDLE / Satoshi Shibayama / the SHUWA / SILBERSTYLE / Taka-shit JPN AllStars / TSUYOSHI NODA / Zantö / モーモールルギャバン / 山本章人 / ワッペリン / 99RS / 他
unitiveでできること
unitiveでコミュニティをファンコミュニティを運営することで、アーティストは様々な機能が利用できるようになります。
ライブ配信機能
アーティストには、毎月120分の配信権があります。
トークや弾き語りなど、自由に生放送でファンとコミュニケーションをとることができ、既存のオフィシャルWebサイトとライブ配信を連携するような使い方もできます。また、JASRACとの契約も締結済みでカバー楽曲の利用も可能になっているようですね。
なお、ファンがライブ配信を視聴するには、月額300円の有料メンバーになる必要があります。
電子チケット販売機能
unitive上で電子チケットの発行、販売ができます。
会場に専用のQRコードを配置し、ユーザーが読み込むことで入場を管理できます。また、unitive電子チケットで来場したユーザーだけにライブフォトを配信する機能などもあります。
フィードや動画投稿機能
その他、有料ユーザーだけに向けて、Twitterやfacebookのようにつぶやきを投稿できる「フィード機能」や、ミュージックビデオなどの動画をアップロードし、有料販売できる機能もあります。
アーティストのオンライン活動の流れはくるか
このサービス、運営代表の方も2009年までドラマーとして下北沢を中心に音楽活動しており、
活動中から「こんなサービスがあったら活動しやすいのに」と考えていた
とのことです。
僕自身もバンド活動していたので、こういったサービスの魅力は強く感じています。
一方で、似たようなファンコミュニティ運営のサービスも数多く登場しているものの、いまいち流行りきらないというのも実情です。
CDが売れない時代、音楽活動を続けるアーティストにとってオンライン上での活動は絶対に重要なので、いつか、こういったサービスが流行する時がくるはずなのですが、"それがいつなのか"は、僕自身も良くわかっていないです。
いずれにしても、この「unitive」が、どんな展開を拡げていくのか、注目です。
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