![ピアノ楽譜が無料のサイトまとめ、安心して利用できるのは?](https://tokyo-indie-band.com/wp-content/uploads/2016/04/lgf01a201405232200.jpg)
何度か書いていますが、僕はバンドマン時代にベースとキーボードやシンセサイザーを弾いていました。
バンドの為にキーボードを始めたわけではなく、元々ピアノを弾いており、そのままキーボードをバンドでも演奏するようになったわけです。
色々なサイトを覗いてみたのですが、自分へのメモも兼ねてまとめてみました。
無料でピアノの楽譜がダウンロードできるサイト
ピアノの本棚
左手は伴奏、右手でボーカルフレーズを弾くピアノソロ楽譜がメイン。曲の形がはっきりするため、誰が聴いても何の曲か分かる楽譜がほとんどですが、自分で引き語りをしたい人にはあまり向かないですね。邦楽のヒットソングがメインのようで、流行っている「Lemon」や「パプリカ」などのソロ楽譜もありました。弾いてみたんですが、おっさんが一人で弾いても悲しいだけでした。
楽譜に歌詞も載っていますが、JASRAC許諾番号も取得済みのサイトなので安心して利用できます。
リンク:ピアノの本棚
ピアノノート(YouTube)
更新が2016年あたりで止まってしまっていますが、過去に存在した有料のピアノ楽譜販売サイト「ピアノノート」が、独自のピアノ動画とともに五線紙ではない擬似楽譜を公開中です。YouTube自体はJASRACと手続き済みですので、これも擬似楽譜を使って実際に弾いてみた音楽なので問題ありません。
ただ、僕はこの動画を見ながら全く弾くことができませんでした。。これ、難しくて読めない。。。
リンク:ピアノノート(YouTube)
U-フレット
邦楽を中心に、コードと歌詞を見ることができます。ただ、音符の長さが全音符ばかりなので、この楽譜だけで曲を弾くことは難しそうですね。曲を聴いたうえで、コードを押さえて引き語りみたいな利用方法がメインになりそうです。
リンク:U-フレット
楽器.me
このサイトはピアノの楽譜ではなくコード進行が公開中ですので、少し上級者向けの内容です。コードやスケールを理解している人は見ただけで分かると思いますが、初心者の人でも、サイトに表示されるコードをクリックすると、ピアノ鍵盤のどこを押さえれば良いか出てきますので、コードを覚えるという意味でも役立ちそうです。
リンク:楽器.me
IMSLP(海外サイト)
著作者の死後50年が経ち、著作権が切れたクラシックの楽譜がダウンロードできるサイトです。クラシック音楽は耳コピするのは邪道で楽譜通り引くことが求められますので、やはり楽譜があった方が便利ですね。なお、ヨーロッパなどの一部地域では著作権は死後70年のところもありますし、今も話題のTPP関連で、日本においても死後70年になるかもしれません。
リンク:IMSLP(海外サイト)
利用をオススメできない無料のサイト
ざっと覗いた結果、検索結果の上位に出てくるものの、色々な要素であまり使用しないほうがいいのでは、と感じたサイトです。
人々ピアノサイト(Everyone Piano)
まず日本語が怪しいです。これだけでも少し抵抗を感じました。
洋楽・映画の主題歌・邦楽・日本のアニソンと様々な楽譜が公開されていますが、どれも権利関係がグレーな気がします。日本で流行りのアニメのテーマソングや「アナと雪の女王」みたいなヒット映画の曲まで大量に出てきます。一応アメリカのサイトのようで、日本語・英語の他に中国語版がありました。
また、ページ内では楽譜の他に曲の歌詞までありますね。JASRACの手続きをとらずに歌詞の公開は完全にアウトです。この記事公開時点ではJASRACの許諾番号を見つけることはできませんでしたので、正直、利用はやめといた方がいい感じです。
安心して利用できませんね。
やっぱり有料サイトが安心、種類も豊富
当たり前ですが、有料サイトの方が種類も豊富です。同じ曲に対しても何種類もの楽譜が公開されており、ピアノソロから引き語りまでと多くの楽譜を入手できます。
ぷりんと楽譜
ヤマハが提供するサイトで、比較的新しい曲まで用意されています。曲名やアーティスト別、音楽ジャンルなどからも検索することができるので、かなり便利です。ピアノソロ版が多いですが、引き語りも含めて種類が豊富です。
定番の「パプリカ/米津玄師」や「マリーゴールド/あいみょん」などに加えて、無料サイトでは見つけることができない 「Pretender / Official髭男dism」なども揃っています。
リンク:ぷりんと楽譜
@ELISE
こちらも最新曲含め、有名な邦楽のピアノ楽譜が各種あります。また一部の楽譜にはなるものの、セブンイレブンのマルチコピー機で楽譜を受け取ることができます。家にプリンターがない場合は便利ですね。
リンク:@ELISE
ピンポイントに欲しい無料のピアノ楽譜は無いかも
ここまで書いておいて何ですが、「自分が欲しい」と思う楽譜はなかなか無料ではない方が多いと思います。僕の感想ですが、「あればラッキー」くらいで探した方が良さそうですね。
また、確かに楽譜代は高いと感じることもあるので無料の楽譜が欲しくなる気持ちもわかります。ピースの楽譜とかでも400円くらいしますからね。
僕は都度そうやって楽譜を買うのが嫌になったので、頑張って耳コピできるようになりました。
動機は不純ですが、そのおかげでクラシック系以外はピアノの楽譜やバンドスコアを買わなくなりました。
今回紹介した無料でピアノの楽譜を公開しているサイトでも種類が少ないなど不満があるかもしれませんので、耳コピの練習もおすすめですね。