世界最大級の定額制音楽配信サービス「Spotify」は、現地時間の2月5日、2019年第4四半期の決算を発表しました。
それによると、Spotifyの全ユーザー数は前年同期比31％増の2億7100万人となり、中でも有料ユーザー数は29％増の1億2400万人とのこと。
また、売上高も4億7400万ユーロ(約573億円)と過去最高を記録していますが、一方で営業損失額も7700万ユーロ（約93億円）となり、一時的にクオーター単位で黒字化することはあるものの、まだまだ投資のフェーズが続きそうです。
Podcast(ポッドキャスト)が好調
Spotifyは好調だった要因に、最近力を入れているPodcast(ポッドキャスト)だと分析しています。
事実、Spotifyは2019年にポッドキャスト関連事業の買収に、年間で4〜5億ドル（約440〜550億円）使ったとも言われています。
また、今年に入っても有名なポッドキャストサービスである「Ringer network」を買収しています。
これらが功を奏して、ポッドキャスト自体も2018年と比較して200％成長し、月間アクティブユーザー（MAU）のうち、16％超がポッドキャストコンテンツを聴いているようです。
このように様々な手を打っていくことで、Spotifyは年末までにはユーザー数が3億人に達すると予想しており、2020年、さらに成長が続きそうです。
Source：
Spotify Technology S.A. Announces Financial Results for Fourth Quarter 2019
