先週書いた「記念日に!カップル動画で使う曲ランキング[2015秋編]」という記事のネタを調べている時に、僕は気付いてしまったんです。
最近、邦楽の曲タイトルに句点「。」が入っていることに。
以下が今年リリースされた曲の一部です。
「好きだ。/ Little Glee Monster」
「大好き。/ 井上苑子」
「サンキュー。/ 大原櫻子」
「記念日。feat miwa / ハジ→」
「夜空。feat ハジ→ / miwa」
など、結構な頻度で句点「。」が登場してきています。
「これ、最近の邦楽で流行ってるの?なんか意味あるのかな?」と気になり、色々と調べてみることにしました。
その前に、僕の音楽と句点「。」の思い出
僕は、もろに「モーニング娘。」世代です。中学生の頃に爆発的に流行りました。
このグループが出てきた当時、「モーニング娘。」と、名前に句点をつける必要があると話題になりましたので、当時はかなり話題になった記憶があります。そのくらい句点「。」がつくアーティスト名というのはインパクトが強かったです。
当時は理由とか考えたことなかったのですが、Yahoo!知恵袋大先生によると、「モーニング娘。」と句点がついた理由は、ナインティナインの矢部さんが適当に言ったのを真に受けて句点「。」がついているらしいです。
引用:Yahoo! 知恵袋
本当かどうかわかりませんが、あまり深い意味はなかったんでしょうか。
それでは話題になっことを覚えているくらいなので、"インパクトを持たす” という意味で、句点「。」は重要な役割を果たしていました。
グループ名に句点がついたパターン、最近では「ゲスの極み乙女。」なんかもそうですが、こちらは句点の由来がわかりませんでした。
知っている人がいたら誰か教えてください。
曲名に句点「。」をつける曲、いつからあるのか調べてみた
で、そんな風にインパクトを残してくれたアーティスト名につく句点「。」ですが、話を戻すと、邦楽の曲名につく句点「。」です。
ここ最近にリリースされた楽曲で5件と続いていますが、これは流行りなのか、いったいいつからあったのでろうと遡って調べてみました!
結果・・・けっこう、昔からありましたね。
以下調べた限りのリストですが、1983年には既に曲のタイトルに句点「。」のついた楽曲がありました。
- 1983年リリース
もしも明日が…。 / わらべ
君に、胸キュン。 / イエロー・マジック・オーケストラ
- 1984年リリース
君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。 / 中原めいこ
- 1991年リリース
どんなときも。 / 槇原敬之
- 1999年リリース
胸に降る雨、胸に咲く花。 / ROUAGE
- 2000年リリース
肌色。 / ROUAGE
- 2001年リリース
プライマル。 / THE YELLOW MONKEY
- 2003年リリース
あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。/ クレイジーケンバンド
- 2004年リリース
奇跡の香りダンス。 / 松浦亜弥
愛のために。 / 上戸彩
大好きだよ。 / 大塚愛
ね、がんばるよ。 / Kinki kids
- 2005年リリース
おかえりなさい。 / 柴田淳
好きやねん、大阪。 / 関ジャニ∞
- 2006年リリース
5センチ。 / WaT
- 2007年リリース
「職業:アイドル。」 / アイドリング!!!
- 2011年リリース
螺旋、或いは聖なる欲望。/ 飛蘭
バッハの旋律を夜に聴いたせいです。 / サカナクション
ずっと。 / 青山テルマ
サヨナラ、ありがとう。 / 東京女子流
あの太陽が、この世界を照らし続けるように。 / コブクロ
明日、僕は君に会いに行く。 / ワカバ
- 2012年リリース
世界で一番キミが大好き。 / TiA
忘れないよ。 / 中島愛
好きよ、純情反抗期。 / スマイレージ
寒いね。 / スマイレージ
愛でした。 / 関ジャニエイト
- 2013年リリース
げんし、女子は、たいようだった。 / 上坂すみれ
いかがでしょうか。
何故か2014年リリースの楽曲でタイトルに句点「。」が付いているものを見つけられませんでしたが、意外とありますね。たぶん探せば2014年リリースもありそうです。
確かに、最近になって増えてきているような気もします。
いったい何故。句点「。」がついているのでしょうか?
句点「。」は、やわらかい表現を出したい時に使う?
こうやって曲を並べてみたものの、ぱっと見たところ、あまり法則はありません。
が、あえて法則を見つけるなら「好き」とか「愛」とか「ありがとう」とかそういった感情を表現する際に、やわらかさを付け足すために句点「。」をつけているようにも思えます。
あれですね、活字にした時のイメージです。ドラマの台詞とかを漫画のコマとかでありそうな、「大好き。。。」みたいなやつです。
「そもそも日本語として句点は〜」みたいな話をするつもりはありませんが、最近はある種の感情表現として、句点「。」が使われているという説が有力な気がします。
もうちょっと深く調査しないとダメですが、そのうち「ヒット曲はタイトルに句点をつけろ!」みたいな話ができるように調べてみます!
ハジ→さんの曲には、全て句点「。」がついている
余談ですが、最近人気の「ハジ→」さん、彼の曲のタイトルには全て句点「。」がついています。
これも理由があるのか調べたところ、うたまっぷさんのインタビューに回答がありましたので、引用して紹介します。
まず、僕が調べた限りでは、日本人で全部のタイトルに句点を打った人はいないということ。つまり誰もやっていないことをやりたかった(笑)。そして句点は日本の文化であると思っています。英語だとピリオドという点だけど、日本語はマルなんです。そうすると外国人は、このマルは何だっていうことになります。これからの僕の夢であり目標は、日本という国、日本の良さを届けられる人になりたいということです。活動は世界を目指しているし、そのときに句点はアイキャッチになると思うのです。そうやって日本の文化を世界に発信したいなと(笑)。
引用元:うたまっぷ
・・・やっぱり、アイキャッチとして、印象づけたいという理由だった!!
でも、きっと「好き。」とか「愛。」みたいな使い方が、新しい表現として、これからもっと流行りそうな気がします。
終わり。