またひとつインディーズバンドに朗報です。
チューンコアジャパン株式会社は、Appleの定額制音楽ストリーミングサービス「Apple Music」の開始からわずが3日で、Apple Musicへの楽曲データ提供を開始しました。
これまでもTUNECOREを利用することで、インディーズバンドの楽曲もiTunes Storeへ配信することができていましたので、配信先に「Apple Music」が追加されたことになります。
TUNECOREとは
TUNECORE(チューンコア)とは、インディーズバンドや個人で製作した楽曲を世界中の音楽配信サービスで販売することができるサービスです。もちろんインディーズ系レーベル所属アーティストの楽曲でも問題ありません。
インディーズバンドがデジタル音源を販売する方法は、「iTunes」や「レコチョク」といった楽曲販売サービスから、最近日本でも始まったストリーミング型の定額制音楽配信サービス「AWA」や「LINE MUSIC」、「Apple Music」など多くの方法がありますが、通常はサービスごとに契約や審査、登録手続きが必要となっています。
そういった各音楽配信サービスへの楽曲提供や手続きを一括して行ってくれるサービスが「TUNECORE」です。
また音源販売サービスへの一括登録だけでなく、CD内容の情報に関するデータベースである「Gracenote」への登録も行えます。カーナビとかにCDを入れた時、楽曲のタイトルや曲の情報が自動で表示されると思いますが、あれは楽曲データをGracenoteに登録しているからですね。
僕がバンドをやっていた数年前は、「TUNECORE」のサービスがまだ無かったので、各音楽配信サービス毎に手続きを行っていましたが、正直むちゃくちゃ大変でした。登録に時間がかかったり、手続きが複雑だったりと苦労の割に大きなリターンが無かった思い出しかありません。
大きなリターンがなかったのは自分たちの音楽がイケてなかったからですが。。
とにかく音源を販売する為に必要な手続きを全て行ってくれるので、販売するならTUNECORE一択と言い切っていいくらい便利なサービスです。
邦楽インディーズの裾野が広がる
TUNECOREは、すでに「LINE MUSIC」での楽曲配信にも対応しており、今回の「Apple Music」への配信対応で、インディーズバンドにとっては楽曲提供の場がさらに広がるかたちになりました。
というか、意外というと何ですが、すでに「Apple Music」には邦楽インディーズのラインナップがけっこうありますね。
TUNECOREを利用されているかどうかはわかりませんが、過去にこのサイトで紹介した「Feida」さんや、「TSUKIYOI|月宵」さん、「the audio pool」さんとかの楽曲も、すでにApple Music上で聴くことができました。
「the audio pool」さんに関しては、LINE MUSICでも聴くことができたので、きっとTUNECOREを利用されているのではないでしょうか。
今回のTUNECOREのApple Music配信対応により、音楽リスナーの立場に立っても、インディーズバンドに出会える場所がどんどん広がっているということなので、今後ますます増えていくことが楽しみです。
Source:
誰でもApple Musicに自分の曲を配信できる!TUNECORE Japan、Apple Musicに楽曲提供を開始!