今回はすごく個人的な話ですが、僕は2度転職しています。
それぞれ転職した理由は色々あるのですが、転職活動を行うにあたり毎回転職エージェントを利用していたので、備忘を兼ねてまとめておきます。
音楽業界に入る時も、音楽業界から離れる時も転職エージェントを使ったわけです。
転職エージェントは良い面も悪い面もありましたので、これから音楽業界への転職や、音楽業界からの転職を検討している方の参考になればと思います。
簡単に僕の仕事やキャリアを紹介しておく
僕はプロフィールにも元バンドマンって書いていますが、大学卒業と同時に、普通に社会人になりました。
バンド活動は社会人になってからもしばらく続けていましたが、結局そのタイミングでやめてしまっています。
最初に新卒で就職した会社は、たぶん名前を聞けば多くの人が知っているであろう大手IT企業です。そこではマーケティング系の業務に就いていました。
その後20代後半で、音楽業界に転職することになります。
最初の会社も凄く良い会社でしたが、転職した理由は、「やっぱり好きな音楽、音楽業界で一度は働いてみたい!」という思いからの転職でした。IT業界で蓄えた知識を使いながら、やはりマーケティング系の業務に従事しました。
そして30代に入ってから、今度は広告業界に転職することになります。
これまで「広告主・クライアント」の立場で広告・マーケティング系の仕事に従事するうちに、「幅広く広告を考える側に立ちたい」と思うようになり転職を決意しました。
うーん、、、こうやって改めて文字に書くと、結構ブレブレですね。
30代前半で3社目って平均よりは多い方かもしれませんし、あまり人様に自慢できるようなキャリアではないですが、まずは自分のプロフィール紹介でした。
そもそも転職エージェントって何?転職サイトとの違いは?
自分で求人を探す「転職サイト」とは異なり、「転職エージェントサービス」は、転職のプロであるキャリアアドバイザー(担当者)が、みなさんの転職を無料で支援してくれます。
「自分がどういった転職をしたいのか」「どんな業界で、どんな職種なのか」「労働時間・年収・働きがいの、どれを重要視するのか」など、転職の軸を担当の方と一緒に話ながら、転職活動を進めていきます。
自分の希望に合った最適な求人の紹介だけでなく、職務経歴書や履歴書の書き方、面接のアドバイス、内定、その後の条件交渉から入社までと、転職活動をゼロから最後まで無料でサポートしてもらえます。
「あの企業に転職したい」と希望の転職先が明確に決まっている場合は別ですが、「こういったキャリアを実現したい」など希望の企業が明確になっていない状態であれば、間違いなく転職エージェントを利用した方がメリットがあります。
また希望の企業が明確な場合でも、自分が知らない似たような企業や、目指したいキャリアを実現できる企業を紹介してくれるのが、転職エージェントです。
転職エージェントを使うにあたって心がけたこと
ということで、それぞれ転職した時に転職エージェントを使ったわけですが、音楽業界への転職は少し時期が古いです。音楽業界から転職した話は、記事紹介時点で比較的、最近の話です。
まず転職エージェントを使うにあたり、すでに先人たちが転職エージェントに関する様々な口コミやブログなどたくさん書いてくれていたので、チェックしました。
すると、みなさん共通して次のことを書いていましたね。
- 複数の転職エージェントを利用するべき
- 最終的に、どの転職エージェントを利用するかは担当者による
だいたいの方が、この2点を主張していました。
僕も1度目に転職エージェントを使った時も2回目の時も、この2点を念頭において転職活動を始めました。
なぜ複数の転職エージェントを利用するべきなのか
これは結局、2つ目の理由とリンクしているのですが、はっきり言って転職エージェントをうまく活用できるかどうかは、「担当者」に全て左右されます。
確かにエージェントによって公開されている求人の差などありますが、そんなことよりも「担当者」が、どこまで自分に向き合ってくれるかが本当に重要です。
登録する時の手間が違うとか、履歴書やプロフィール埋めないと何も進まないサービスとか、各転職エージェントにおいて細かな差はありますが、そんなことより、とにかく「担当者」です。
そういった意味で、良い「担当者」と出会うためにも、複数の転職エージェントに登録して利用すべきというわけです。
2回の転職で僕がお世話になった転職エージェント
ここからは、僕が実際に利用した転職エージェントと、その感想について紹介していきます。
DODA エージェント
転職エージェントの中で大手の一つ DODA エージェント。
2回の転職活動で利用し、1回目の転職は、この「DODA エージェント」経由で転職しました。
最初の転職は時期が古いので、2回目の転職で利用した時のまとめです。
DODAは登録時に、結構詳細情報の入力を求められるのが若干面倒でしたが、一通り登録を終えると、すぐに電話がかかってきて、転職活動に関する「電話インタビュー」の日程調整が始まります。
最短でも最初の電話から1週間後くらいに電話インタビューが行われるようですね。
「電話インタビュー」では、「自分がどういった転職をしたいのか」「どんな業界(音楽業界)で、どんな職種(マーケティング系)なのか」「労働時間・年収・働きがいの、どれを重要視するのか」など、転職の軸を担当の方と一緒に決めます。
電話インタビューまでに職務経歴書や履歴書など、必要な情報をWEB上で入力しておく必要がありますので、そこだけは対応が必要ですね。
音楽業界に転職した1度目の利用時は非常に良い担当の方で、「僕がどうなりたいのか」「何ができるのか」をしっかり理解してもらった上で、活躍できそうな企業を紹介してくれました。
最終的に複数の企業から内定をいただいて、どこに転職するか決めかねている時にも、すごく親切に相談に乗ってくれました。
なんなら違う転職エージェント経由で内定をもらった企業のことを悪く言ったりもせず、本当にフェアに比較して、僕の決定をアシストしてくれたくらい、本当に良い人でした。
そのイメージがあったので2度目の転職時も利用したのですが、2回目の転職時に担当いただいた方は、はっきり言って微妙だったんですよね。。
僕の伝え方とかも悪かったのかもしれませんが、希望とは条件が異なる案件の紹介が多かったです。
結局2回目の利用時は書類選考にいくつか応募しただけで、DODA経由では1度も面接にすら行きませんでした。
今思えば「担当の方を変えて欲しい」くらい依頼しても良かったのかもしれませんが、とにかくこのくらい担当の方に左右されるのが転職エージェントです。
もちろん自分と波長が合う・合わないとかもあると思うので、「これは合わない」と思ったら、担当変更をお願いしてもよいかもしれませんね。
→DODA エージェントに登録してみる
リクルートエージェント
こちらも大手転職エージェントである「リクルートエージェント」です。
音楽業界への転職、音楽業界からの転職両方でお世話になりました。
2回目の転職時には、リクルートエージェントに登録後、すぐにサイト上のチャットで「リアリング面談」の日程調整ができました。
僕は東京に住んでいるので、東京駅にあるリクルートエージェントの本社に行っての直接面談を調整しましたが、地方に住んでいる場合は電話での面談もOKのようです。
サイト登録後、すぐにチャットで面談の日程を調整できたのは良かったですね。
こちらも面談までに職務経歴書や履歴書など、必要な情報をWEB上で入力しておく必要があります。
この面談でも、「自分がどういった転職をしたいのか」「どんな業界で、どんな職種なのか」「労働時間・年収・働きがいの、どれを重要視するのか」など、転職の軸を担当の方と一緒に決めます。
この後の流れは、どの転職エージェントでも同じだと思いますが、僕の希望にあった案件をいくつか紹介してくれます。
特にリクルートエージェントの肩を持つわけではないですが、リクルートエージェントの担当者は、2回とも本当に良い人でした。
結局1度目の転職(ITから音楽業界へ)は他のエージェント経由で転職したのですが、2回目の転職(音楽業界から広告)は、完全にリクルートエージェントのお世話になりました。
特に2回目の転職活動時には、内定をいただいた企業に対して、どうしても納得できない点があって内定辞退を複数回してしまったのですが、それでも嫌な顔一つせず僕をサポートしてくれました。(内心、怒られていたかもしれませんが)
またゲスな話ですが年収交渉などもしっかり行ってくれましたし、本当に良いサポートをしていただきました。おかげで今の会社に転職してしばらく経ちますが、本当に良い転職ができたと感じています。
やっぱり転職エージェントは「担当者による」と改めて感じましたね。
→リクルートエージェントに登録してみる
マイナビエージェント
こちらは中堅にあたるのかもしれませんが「マイナビ エージェント」です。
新卒採用時に「マイナビ」を使う人は多いと思いますが、そのマイナビの転職支援サービスですね。
1回目の転職時、2回目の転職時ともに利用はしましたが、結局あまり積極的に使うことはありませんでした。
それは、やっぱり担当者との波長が合わなかったから。
登録してからの流れは他の転職エージェントと同じですが、登録してからヒアリングの面談があります。
そこでは同様に「自分がどういった転職をしたいのか」「どんな業界で、どんな職種なのか」「労働時間・年収・働きがいの、どれを重要視するのか」など、転職の軸を担当の方と一緒に決めます。
そして案件を紹介してもらうという流れですね。
最初に結局マイナビエージェントは積極的には利用しなかったと書きましたが、たぶん、たまたま僕に合わなかっただけでしょう。
何が言いたいかというと、本当に「担当者次第」ということです。しつこく書いてしまいますが、本当にそうなので、とにかく登録して話をしてみることが重要です。
→マイナビエージェントに登録してみる
僕が担当者を選り好みしている可能性も?
ここまで読んでいただいた方、もしかすると「お前が転職エージェントの担当者選び過ぎなんじゃね?」って思うかもしれませんが、確かにその通りかもしれません。
でも、そのくらい「担当者」は大事です。
こっちは人生かけて転職活動していますからね。
もちろん何度も何度も担当者を変えてもらったりすることはNGかもしれませんが、基本的に複数のエージェントに登録して、色々な担当の方と話して、自分に合う担当者を見つけることは本当に重要だと感じています。
冒頭にも書きましたが、エージェントによって公開されている求人の差などよりも、とにかく「担当者」が、どこまで自分に向き合ってくれるかが本当に重要です。
少しでも疑問に感じたり「あれ?」って思うようなことがあった場合は、自分に合う担当者がいる転職エージェントサービスをメインに使えば良いと思います。
複数の転職エージェントに登録したり履歴書や職務経歴書を複数埋めるのは手間かもしれませんが、転職エージェントサービスは無料で利用できますし、少しでも良い担当者に出会える確率を上げるために、複数の転職エージェントは利用するべきですよ。
とはいえ、いきなり大量のエージェントに登録しても、転職活動より転職エージェントの対応に時間を取られてしまうのえ、まずは3つ、4つのエージェントに登録するところからが、転職活動の始まりですね。
他にもたくさんある転職エージェント
最後に、僕が2度の転職活動でメインに使った転職エージェント以外にも、いくつか登録したことがあるエージェントを紹介しておきます。
JAC リクルートメント
ハイクラス求人が多いJACリクルートメント。2回目の転職時には利用してみましたが、年収面や条件面などでキャリアが浅いと、支援活動を断られる可能性もあります。
30代以降であったりマネージャー職などの応募も多いので、同業他社などで年収・キャリアアップを目指す人には向いているかもしれません。
→JAC リクルートメントに登録してみる
type転職エージェント
25歳~30歳といった若手の転職をメインにサポートしている転職エージェントです。業種や職種については様々なジャンルを扱っており、営業系から企画系、エンジニア職まで紹介しています。
→type転職エージェントに登録してみる
まとめると
いかがでしょうか。
こういった転職エージェントのサイトは基本的に無料で閲覧ができますし、会員登録をすることで非公開の求人も閲覧することができます。
僕は「マーケティング系」の仕事を中心に音楽業界や他の業界を渡り歩いていますが、それ以外にも音楽業界に関わる仕事はたくさんあります。
すでにやりたいことが明確になっている場合は「転職エージェント」を利用して転職活動を行えますし、他にも音楽に関わりながら働く方法はたくさんあります。