2013年結成で、都内だけでなく全国のライブハウスで活動している女性ボーカルのロックバンド「PHONICLINE(フォニックライン)」さん。
2015年4月22日に2nd Mini Album「Frame」をリリースされたタイミングだったようで、タワレコで聴いて一目惚れ(一聴き惚れ?)した。
アルバムを聴いた限りエモというよりは、どちらかというとロック色を強く感じたが、アップテンポでノリの良い楽曲と疾走感溢れる演奏、力強く高音域まで歌い上げるボーカルの声が印象に残った。
過去に何度も同じことをこのブログでも書いているが、インディーズシーンには女性ボーカルのかっこいいエモ系・ロック系バンドがたくさんいる。「Femtocell」さんとか、「NEKURA saw the Night View」さんとか取り上げてきた。
僕のアンテナが狭いが故に、紹介しきてれていないバンドもたくさんいる。
メジャーシーンではジャンルこそ様々だが、ここのところガールズバンドは一定の流行を見せている。「次の音楽シーンを盛り上げるのはガールズバンドだ」というような声も、いろいろなところから聞こえてくる。
6月6日には、ガールズロックバンドを集めたイベント「GIRLS ROCK SPLASH!! 2015 梅雨」も、渋谷エッグマンで開催されるらしい。
完全なガールズバンドである必要はないが、本当に、そろそろ女性ボーカルのエモ系・ロック系バンドが爆発的に流行ってもいい頃だと思う。
Flames
今回リリースしたアルバムタイトルと発音をかけたタイトルの楽曲。
パワフルなロックナンバーで演奏やアレンジもかなり上手くて聞き入ってしまった。
突き抜けるようなリードギターの音が終始鳴り続けているのだが、それが僕のツボを刺激しまくった。この曲以外でも思ったが、とにかくギターサウンドはどの曲でもかっこいい。ツインギターの良い味が出ていて、まさにロックしているサウンドだと感じた。
あと、ベースライン。これも最高だ。
1番はサビも含めて終始リズム隊に徹していたベースが、2番に入ると少し遊びのルートを入れ出す。その後サビでは一旦リズム隊に戻るが、Cメロ終わりの間奏部分に見せ場をもってくるあたりが渋い。
最後の大サビ部分ではリズム隊に戻るものの、再びアウトロ部分で存在感を出す。完全にベースラインとボーカルでアウトロを表現している。
僕の中では、「ロック系のベースはこうでないと」と、感じさせるライン取りの一曲だ。
どの曲を聞いても、曲の雰囲気とボーカルの声がマッチしており、エモ・ロック系の音楽が好きな人にはオススメのバンドさんだ。