めでたく初ライブの出演が決まったけれど、ライブハウスはいったんどんなところなのか・・・。
ライブハウスの人や対バンの人と、しっかり会話ができるか・・・。
誰でも最初は不安なもの。
そんなあなたに向けて、「これだけ覚えておけば大丈夫!」といえる、ライブハウス用語集を紹介していきます。
それでは、いってみましょう。
始めてのライブハウス、覚えておきたい用語集
それでは、ライブハウスに初めて出演するときに覚えておきたい用語集を順不同で書いていきます。
おはようございます。(挨拶)
バンドマン、ライブハウスの挨拶は「おはようございます。」朝でも昼でも夜中でも、雨の日でも晴れの日でも、最初の挨拶は「おはようございます。」
出演が終わった対バンの方や最後の挨拶は「お疲れさまでした」ですよ。
挨拶はしっかりしましょう。
PAさん
ライブの音量や、音のバランスを調整してくれるライブハウスの音響担当さんのこと。
言葉の意味は、Public Addressまたは、Proffesional Audioの頭文字を略したものと言われています。
リハーサルでは、PAさんとしっかり会話してセッティングを進めましょう。
リハ(リハーサル)
本番ライブ前のリハーサルのことです。
ここでPAさんにしっかり音のバランスを調整してもらいます。
基本的に利用する音色やエフェクターを全て試すことで、ボリュームバランスを設定します。
本番も同じセッティングにする必要がありますので、リハでセッティングしたアンプのボリュームツマミ位置やエフェクターの設定は写真を撮るなどして、しっかり記録しておきましょう。
あと、決して「練習する場」ではないので、スタジオみたいに合わせる練習とかやめましょうね。
逆リハ
ライブ本番の出演順から逆にリハーサルをすること。
通常、トリを飾るバンドからリハサールを初めて、最初に出演するバンドが一番最後にリハーサルをします。そうすれば、転換の必要がないので、セッティングそのままにライブ本番を迎えられますよね。
モニター・返し・転がし
ステージ上において、自分の音や他の楽器の音をステージ側に返してくれるスピーカーのこと。
リハーサル時に音を確認しているとき、ベースの音を強めに返してもらったり、ボーカルを強めに返してもらったりと、自分が演奏しやすいように音を調整して返してもらいます。
外音と中音
ライブハウスにおいてステージ内で聴こえている音を「中音」、お客さん側(フロア)で聴こえてている音を「外音」といいます。
中音はアンプから直接聞こえる音や返しの音、外音はフロアスピーカの音です。
通常はPAさんが外音も中音も良い感じにバランス取ってくれますが、リハーサル時にステージを降りて外音をチェックするバンドが多いです。
SE
効果音を意味する「Sound Effect」が語源ですが、ライブにおけるステージ登場シーンに流す曲を意味しています。
バンドによっては特定の曲をテーマソングのようにステージ登場時にSEとして流します。
セトリ(セットリスト)
ライブを行う際の曲順や楽器位置を記載するシートです。通常、ライブ当日に渡されてリハーサルが始まるまでに書くことが多いです。
SEの有無、曲順、楽器の構成、マイクの数(メインとハモり)や、照明の要望から、どこでMCを挟むかなど、ライブの流れ詳細を記載します。
チケットの取り置き
当日ライブを見に来てくれるお客さん用に、前売りチケットの価格で、チケットをキープしておくシステムです。
来てくれるとわかっている人の名前(XXさん)を書いておくことで、XXさんは、エントランスで「XXです、このバンド見に来ました」というだけで、前売り価格で入場できます。
かなりアナログなシステムですが、インディーズバンドは大体このシステムですね。
セットリストと同時に取り置きリストを提出するパターンが多いです。
まとめると
いかがでしょうか。
無駄に緊張して構える必要はないですが、ライブハウスに出演する場合は、ここで紹介した用語を覚えておきたいですね。
ただし、「ステレオとモノラル」とか「ラインアウト」とか、音楽用語として最低限のことは知っている前提です。
特にキーボード・シンセサイザー担当とかは、「アウトはステレオですか?モノラルですか?」など聞かれると思いますが、自分の楽器がどちらで音を外に出しているのかは知っておく必要があります。まぁステージキーボードは、ほぼステレオですが。
とにかく何事も場数を踏んで成長していくものなので、固くならずに楽しいステージライフを送ってください!