Napster、日本へ再びようこそ。
楽天が運営する定額制音楽配信サービス「Rakuten Music」は、アメリカのRhapsody社が運営する音楽配信サービス「Napster」との提携を発表しました。
本日6月1日から準備が整い次第、随時洋楽2,000万曲以上を追加し、2017年秋頃には、Rakuten Musicの楽曲数を約2,600万曲まで増やすとしています。
Napster、おかえりなさい
もはや覚えている人の方が少ないかもしれませんが、Napsterが日本の音楽シーンに登場するのは2回目です。
初めて「Napster」という名前が日本でも馴染み深いものになった時期は、2005年〜2006年にかけてです。(実際は、その前からP2P系サービとして登場していましたが。)
今回はRakuten Musicの提携先・裏側というカタチですが、2005年当時、Napsterとタワーレコードが共同でナップタージャパンを設立し、定額制音楽配信サービスを2006年から日本でも開始しました。
今思うと、10年前に日本で定額制音楽配信サービスを開始したって凄いですね。この日本の音楽市場でですよ。
その後2007年にNapsterは、NTTドコモとも提携し、ドコモの音楽配信サービス「うた・ホーダイ」と連携するなど、日本でも存在感を示していました。
が、、、やはり(権利関係による)ラインナップの少なさや、CD市場である日本では思うように成長できず、2010年には結局サービスを終了してしまいます。
こうして「Napster」というサービスとその名前は日本から消えていきました。
ちなみにNapsterの運営会社自体も2008年にはアメリカの家電小売会社「Best Buy」に買収され、さらには2011年に音楽配信サービス会社の「Rhapsody」の手に渡り、一度は「Napster」というブランド自体が消滅しました。
しかし、2016年に「Rhapsody社」が、自社の音楽配信サービスのブランド名を「Napsterにする」と発表し、現在に至ります。
ということなので、2006年頃に日本でサービスを提供していた「Napster」と、今回Rakuten Musicが提携した「Napster」は別モノなのですが、一応同じ流れば汲んでいます。
苦難の道を歩んできた音楽配信サービスのブランド名である「Napster」という名前を、またしても日本の音楽市場で見ることになるのは、何とも感慨深いものです。
提携記念に楽天スーパーポイントがもらえるキャンペーン
今回のRhapsody社との連携を記念して、6月8日(木)から6月30日(金)の間、Napsterとの提携により追加された楽曲を含む「Rakuten Music」が作成したプレイリストを再生したユーザーに、「楽天スーパーポイント」をプレゼントする「Power To The洋楽」キャンペーンを実施するとも発表されています。
ポイントを入手するには細かな付与状況がありますが、「ポップス」や「クラブミュージック」などジャンル別の5つのプレイリストに各100曲が選曲されており、各プレイリストから1曲を再生するごとに「楽天スーパーポイント」1ポイントがもらえる内容になっていますので、Rakuten Music ユーザーはぜひ試してみてください。
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