日本レコード協会(RIAJ)は11月27日、2017年第3四半期(7~9月)の有料音楽配信売上実績を発表しました。
今回の発表によると、ダウンロードとストリーミングを合算した売上金額のシェアベースで、ストリーミングのシェアが46%(約67億円)で、ダウンロードのシェアが47%(約68億円)と、ほぼ差がなくなりました。
2016年時点では、まだまだダウンロード側のシェアが多く、2017年も通期でみれば、おそらくまだダウンロード側のシェアの方が高いと思います。
が、2018年にはストリーミング側のシェアが上回りそうですね。アメリカの音楽市場は2015年時点でストリーミングがダウンロードを上回っていましたので、遅れること3年、いよいよ日本もストリーミングがダウンロードを上回りそうです。
(ただし、根本的に日本は、まだまだ物理メディアの時代が続くと思いますが・・・)
2017年3Q 日本の音楽配信売上実績
実際のダウンロードとストリーミングの売上比率は以下の通りです。
【ダウンロード】
<シングルトラック>
(数量) 前年同期比 101%の2,555万ダウンロード
(金額) 前年同期比 100%の42億2,300万円
<アルバム>
(数量) 前年同期比 113%の227万ダウンロード
(金額) 前年同期比 112%の25億2,700万円
<音楽ビデオ>
(数量) 前年同期比 64%の25万ダウンロード
(金額) 前年同期比 65%の7,200万円
【ストリーミング】
<サブスクリプション/音楽>(金額)61億400万円
<サブスクリプション/音楽ビデオ>(金額)1億3,500万円
<広告収入/音楽>(金額)2,200万円
広告収入/音楽ビデオ>(金額)4億7,900万円
<その他のデジタル音楽コンテンツ> (金額)3億9,900万円
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2017年3Q音楽配信売上は前年比111%の146億円~ストリーミングがダウンロードに肉迫。アルバムダウンロードも2桁増と好調