国際レコード産業連盟(IFPI)の発表によると、2017年の世界音楽市場は、対前年比8.1%の成長となっており、3年連続の成長となりました。

また2016年はダウンロードとストリーミングを合わせたデジタル音楽の収益が全体の50%を超えましたが、2017年は、ついに音楽ストリーミング配信だけで、全体収益の約40%にあたる38.4%を占め、最大の収益となりました。

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世界の音楽市場は約1.87兆円(173億ドル)、デジタルが54%に

それでは、詳細を見ていきます。

発表によると、2017年の世界の音楽市場は約1.87兆円(173億ドル)規模に成長しており、2016年度の157億ドルから約8.1%の成長となりました。

2015年から2016年にかけても音楽市場は5.9%成長していますので、2年連続で高い成長を遂げていますね。

2015年自体も世界の音楽市場はプラス成長していますので、1999年以降下がり続けてきた世界の音楽市場は下げ止まり、ようやく再成長をとげるかもしれない兆しがでてきています。

画像引用:IFPI

もはや時代は完全にデジタル音楽・ストリーミング音楽の世界となっており、デジタルの売上は全体の54%を占める約93億ドルとなりました。

ちなみに去年の記事はこちらですので、お時間あれば。

中でもストリーミング音楽配信は引き続き急成長

世界の音楽がデジタル中心になる中で、2017年のストリーミング音楽配信による収益が38%にあたる66億ドルを占めています。

また2017年の定額制音楽ストリーミングサービスの有料会員は、全世界で1.76億人の規模になっており、売上は前年比41.1%の増加となりました。

画像引用:IFPI

2016年の音楽ストリーミングサービス有料会員数は約1.12億人でしたので、年間で6400万人もの有料会員が増えた計算になります。

これは年成長率50%近い増え方ですので、今後も継続してストリーミング音楽配信サービスは伸びていくと容易に予想できますね。

まじで取り残されていく日本、異なる成長の道筋はあるか

このように世界の音楽市場が成長を遂げている中ですが、日本の音楽市場には中々明るいニュースがありません。

依然紹介したように、日本の音楽市場は未だにCDなど物理メディアが80%近くを占めており、ストリーミングのシェアは10%程度になっています。

その結果、2017年日本の音楽市場は、前年比マイナス3%成長と、世界2位の音楽市場でありながら、まさかのマイナスになっています。

世界的にみても、アジアおよびオーストラリアの音楽市場全体はストリーミング成長に支えられ5.4%の成長、ラテンアメリカ圏は17.7%の成長、ヨーロッパは4.3%の成長、北アメリカは12.8%の成長と、軒並み増加しています。

画像引用:IFPI

もちろん日本は最初から巨大なマーケットなので音楽売上金額ベースで見ると世界2位の市場であることに変わりはありませんが、どこかで大きくデジタルに舵を切らないと、本当にジリ貧状態が続いていくと予想できます。

成熟した事情を大きく方向転換することは難しいかもしれませんが、日本市場は試されていますね。

ちなみに去年の記事はこちらですので、お時間あれば。

Source:
IFPI Global Music Report 2018

Global Music Report 2018 (PDF)

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