今回もオススメ海外バンドを紹介してみる。
その名も「Milestones」だ。
イギリスのマンチェスター出身で、今年の夏前にデビューEPをアメリカの老舗インディーズレーベル「Fearless Records」からリリースしている。
Fearless Records所属でUK発のパワーポップ・パンクバンドといえば、昨年日本でのライブも実現した「As It Is」が有名かもしれないけど、負けず劣らず爽やかメロディーのバンドだ。
キャッチー、爽やか、ポップパンク!色んな言葉が当てはまる
はっきり言って僕の好みだけど、かなりオススメのバンドと出会ったと思っている。
いかにもなUKサウンドと言えるかもしれないけど、本当に爽やかでキャッチーなサウンドが、このバンドの魅力だ。
逆にここまで潔いパワーポップは久しぶりに聴いたと言っても良いかもしれない。
15年位前、初期のGood CharlotteやSimple Planを彷彿とされるポップ・パンクだ。
考えてみれば、アメリカのインディーズ音楽シーンもバンドサウンドだと「◯◯コア」(トランスとかハードとかメタルとか」といったジャンルのバンドは続々登場してきたけど、ここ数年はパワーポップ・パンクにとって辛い時代だったかもしれない。
なかなか直球の爽やか・ストレートサウンドで勝負するバンドは出てきていなかったと思う。
そんな中で、冒頭でも紹介したように昨年は「As It Is」がUK・USシーンで注目を集めていたけど、今回紹介している「Milestones」も同じように旋風を起こすかもしれない。
「As It Is」も相当キャッチーだけど、「Milestones」本当に負けず劣らずキャッチーだ。
あとは、どうやって差別化するか、自分たち自身の魅力を出していくかが重要だろうけど、このキャッチーさは本当に聴いていて気持ち良い。
デビューEP「Equal Measures」を聴く
2016年7月にリリースされたデビューEP「Equal Measures」は、全5曲入りになっているが、そのどれもがノリの良い軽快なナンバーだ。
どの曲も透明感が溢れるボーカルの声や、軽快だったり切なさだったりと色々な顔をみせるな楽器隊の魅力が存分に出ているが、共通してキャッチーなメロディーラインになっていて聴きやすい。
なかでも「Hindsight」なんかは、絶対ライブハウスで聴いたら一緒に歌って盛り上がるだろうなぁーとか想像できるくらノリのよいナンバーになっている。曲の出だしから「いかにも」なパターンだけど、それが魅力的だ。
またタイトルナンバーの「Equal Measures」は、少し切ないギターリフだったり、サビのメロディーラインもどこか悲しげだったりと、他の曲とは少し違う顔も見せている。それでもパワーポップ・パンクらしいバッキングやサビ部分でのハモりパートなどは、やっぱり一緒に歌いたくなる。
まだまだこれからのバンドだろうけど、2017年あたりには日本にも来るかもしれない。
Hindsight
Equal Measures