昨年11月に解散した「STOROBOY」のメンバーが中心となり、この4月活動を開始したばかりの「BAVYMAISON(ベイビーメゾン)」さん。
ディスコサウンドを彷彿とさせる都会的な音楽が特徴的だ。
正統派のシティロック
僕は何度か「2016年はディスコサウンド・シティロックがくる」という記事を書いてるけど、このBAVYMAISONさんの前身バンド「STOROBOY」も、都内で活動しているシティロック系サウンドのバンドを調べている時に知った。
残念ながら知った時点で活動休止されていたので記事で紹介することが出来なかったけど、この度、元メンバーが中心となり新しいバンド「BAVYMAISON」の活動が始まることになったので紹介したい。
活動開始のアナウンスと合わせて音源が2曲公開されており、そのどちらも素敵な正統派シティロックだ。
どちらも日本語歌詞がメインになっているので、曲全体に優しさが出ていてディスコサウンド・ポップというところかな。聴いているだけで体でビートを刻みたくなる音楽。
LITTLE
空間を埋める電子ピアノとシンセの音、決して間延びしているわけではなく緩い感じのボーカルライン、アクセントとしての強弱がはっきりしているスネアなど、一定のリズムで続く全体的にゆったりとした音楽が魅力的なナンバー。
「ディスコ・サウンド」と言葉だけで表すと「アップテンポでダンサブル」みたいなイメージがついてくるかもしれないけれど、この「LITTLE」のように、ゆったりとリズムを楽しむナンバーも、シティポップの魅力だと思う。
ROMANSMOKE
こちらは、先ほど書いた「いかにも」なディスコサウンドの一曲。
体が揺れる。
でも、やっぱり曲としては落ち着いた雰囲気にあふれているので、「キラキラ系」とは一線を画した、大人のシティロックという印象だ。ゆっくりとおしゃれなサウンドを聴きたい人むけにオススメだ。
こうやって書くと思うけど、やっぱり「シティロック」といっても一括りにはできないな。そのうち細分化しよう。