Googleは、現地時間の10月27日、現在提供している定額制音楽ストリーミングサービス「Google Play Music」内で「Podcast」を配信する予定だと発表しました。
まずはアメリカ国内で提供予定となっており、日本国内でのサービスについては言及されていません。
誰でもラジオを配信できるPodcastとは?
今更かもしれませんが、「Podcast」とはWEB上に公開されている音声データを、iPhoneやiPod、Androidといった端末向けに配信し、その音声データを再生する仕組みです。
音声データ内は音楽だけでなく、ニュースや天気予報、ラジオDJのような内容や英語のレッスン、はたまた漫才などありとあらゆる"音声"を配信することができます。
この音声データ、企業だけでなく個人が配信できる点が最も特徴的で、誰でも簡単に擬似的な個人インターネットラジを開始できます。
どうやって聴くの?
あまり馴染みがないかもしれませんが、スマートフォン向けにはアプリが配布されていますし、パソコンではWEBブラウザ上で聞くことができます。
特にiPhone(iOS8以降)をお持ちのみなさん、いますぐ自分の待ち受け画面を確認してください!
画像のような紫色をした「Podcast」と書かれたアプリがありませんか?
このアプリを利用するだけでPodcastを聴くことができます。一昔前はロック系のバンドとかでPodcast配信をしている人もいました。最近は僕もあまり聴いていないのでどんな種類があるかわかりませんが、一度も利用したことがない方は是非試してみてください。面白いですよ。
GoogleはAppleが独占している「Podcast」市場を変える
Podcast自体は2005年頃から普及が始まりましたが、その大きな理油としてApple社がiTunesにPodcast配信機能を追加したことがあげられます。そういった背景から、現在でも多くのPodcast配信者は、iTunesの機能を利用しています。
こういった状況を変える為に、今回GoogleはPodcast配信に参入し、さらには自社が提供するGoogle Play Music上でPodcastを聴けるようにすることで、サービスの拡充やリーチできるユーザー数を拡大する狙いがあります。
Google Brings Podcasting to Play Music, Swinging at Apple’s Dominance