昨年末からβテストを行いっているYouTubeの定額制音楽配信サービス「YouTube Music Key」ですが、海外メディア「Fortune」がYouTubeのCEOであるSusan Wojcickiに対して行ったインタビュー動画によると、年内にはサービスを開始する予定であると明言していました。
インタビュー動画はYouTube上に公開されています。(※英語です)
YouTube Music Keyとは
昨年11月頃にβサービスとして発表されましたが、「YouTube Music Key」では、広告のないミュージックビデオの視聴や、YouTubeアプリのバックグラウンド再生を可能にしたり、さらにはオフライン状態であってもMVを再生できるようにもなるといった機能を、月額9.99$で提供すると言われています。
YouTubeアプリのバックグラウンド再生くらいは、このサービス関係なく普通に対応してほしい内容ですけどね。
現在は、アメリカとヨーロッパの数カ国で一部ユーザーにのみ限定してテストサービスを行っており、テスト期間を少し延長し9月15日までは行うことになっています。今回、CEOが自ら年内にはサービスを提供すると明言したので、いよいよ期待できそうです。
音楽の世界を変えたYouTube、定額制音楽配信の世界も変えるか
僕は、日本の音楽の世界、聴き方を大きく変えた要因の一つとして、YouTubeの登場はとても大きなインパクトがあったと思っています。
YouTubeが日本で本格的になり各レコード会社が真剣にYouTubeに音楽を配信するまでは、好きなアーティストのPVやMVを見る機会なんてほとんどなくて、MTVやスペースシャワーに加入して見るのが普通でした。
YouTubeが登場する前、2005年頃までは僕もMTVやスペースシャワーを食い入るように見ていました。今でもこれらのサービスには加入していますが、PVやMVを探すのは完全にYouTubeになりました。
そのくらい、本当に大きな影響を音楽業界やユーザーに与えたと思っています。
ただし、定額制音楽配信サービスは、もはや多くのプレイヤーが参入しているので「YouTube Music Key」の参入はあまりに遅すぎる気もしますが。。
また、現状日本での利用可否については何も明言されていませんが、YouTubeが開始された時のような、何か新しい・驚きの体験を提供してくれることを期待してしまいます。