2012年結成で、なんともいえない雰囲気の音楽を演奏している「Home is a fire」さん。
2014年には全国流通の音源も発売しており、空気感と世界感で勝負をしているロックバンドだ。
まったり、それは言葉で表現ができない音楽
僕もよく使う言葉「まったり」。
「今日は、家でまったりしよう」なんて言ったことがある人も多いのではないだろうか。
「リラックスして」とか「落ち着いて」とかとは、ちょっと違うニュアンスがある「まったり」。声に出した時の響きも相まってか結構気に入っている言葉だが、このバンドさんの音楽は、まさにそんな「まったりした」感じの音楽だ。
ギターやピアノ、シンセサイザーを駆使した空間的な音色をメインとし、全体的にゆったりとした音楽に合わせて、独特のメロディとフレーズで歌い上げるボーカルが印象に残る。
公式サイトでは、自身のジャンルを「オルナタティブ・エレクトロ」と紹介されているが、いわゆるピコピコやキラキラ系のエレクトロではなく、空間を埋めるような隙間を埋めるようなエレクトロを使ったまったり系ロックだ。
何故だがわからないが、不思議と世界観に引き込まれていく。
From the mouth
なんともいえないイントロから始まる一曲。
そしてこの空気感と独特の音ときたもんだ。
一歩間違えば不況和音になりそうな音合わせなのに、不安を与えるような印象が無いところが癖になる要因か。
また、MVも曲のタイトルを表したかのようなイメージになっていて、それに合わせて歌詞も強烈なメッセージを伝えている。そもそもロックバンドっは、社会への反骨などを歌ったりしていると良く言われるが、なんだか本当に深い意味を歌詞から感じた。そんなつもりは一切ないのかもしれないが、僕は勝手にそう感じた。
それでいて曲はゆったりとしていて激しくないので、本当に「まったり」することができ、癖になって頭から離れないほど中毒性が高い音楽だ。