Appleが手掛ける定額制音楽配信サービス「Apple Music」が、現地時間8月7日(水)より、音楽ストリーミング配信でのロスレス品質対応を開始しました。
これは「Apple Digital Masters」と呼ばれるもので、すでにアメリカの音楽チャートでトップ100にランクインしている楽曲のうち75%が、全世界のチャートでトップ100にランクインしている楽曲のうち71%が、ロスレス対応楽曲になっているとのことです。
ただし、ロスレス品質の音楽ストリーミング配信サービスは、今に始まったことではないです。
日本ではサービス展開されていませんが、ラッパーのジェイ・ジーが手掛けるサブスクリプション型の音楽配信サービス「TIDAL」は、ロスレス品質でのストリーミングを当初より提供していましたし、2017年にはMaster Quality Authenticated(MQA)エンコーディングによるHi-Fi(ハイレゾ)品質の音楽ストリーミング配信も開始しています。
また日本でもサービス展開中のフランス発音楽ストリーミング配信サービス「Deezer」もHi-Fi品質のストリーミング配信を実施しています。
ただし、TIDALもDeezerもハイレゾ品質で音楽を聞くためには、月額20ドル前後(Deezerは月額1,960円)を支払う必要があります。
今回Apple Musicが対応を開始したのは圧縮がロスレス対応であり、TIDALやDeezerのようなハイレゾ品質ではないですが、料金が変わらない月額10ドル前後(Apple Musicは月額980円)で、より高音質な音楽を聞けるようになるのは純粋に嬉しいですね。
Source: