定額制音楽配信サービス「AWA」は、2016年11月7日から新しい無料(free)プランを提供するとともに、新機能である「ハイライト再生」の提供を開始しました。
この「ハイライト再生」とは、どんな機能なのか早速試してみました。
楽曲の盛り上がる箇所90秒間を連続して聴ける
今回提供が開始された「ハイライト再生」は、楽曲の盛り上がる箇所90秒間を、フェードイン・フェードアウトにより途切れることなく聴くことができる機能で、「Freeプラン」と「Standardプラン」の両プランで利用することが可能です。
ただし、いくつか気になる点もあるので、順に紹介していきます。
無料プランではハイライト再生しかできない点に注意
無料プランでAWAを利用している場合は、「ハイライト再生」しか利用できない点にも注意が必要です。
「Free(無料)」プランでは、この「ハイライト再生」しか利用できないので、これまでは利用できていた「1曲フルで音楽を聴くこと」ができなくなっています。
このように無料プランの場合は、「ハイライト再生」の機能がデフォルトでオンになっており、オフ(off)に変更しようとすると有料プランへのアップデートを勧められます。
残念ながら無料プランの場合はハイライト再生を解除することはできません。解除するには有料プランへの加入が必要です。
また、オンデマンド再生でもプレイリスト再生でも、とにかく「ハイライト再生」の90秒間しか聴くことができなくなりました。
今回の無料プラン改定により、月の試聴時間が20時間に伸びたことや、スキップ機能の利用、曲を指定して音楽を聴くことができるようになったので、トレードオフですね。
サビなど好きな範囲指定して聴くことはできない
ハイライト再生で聴ける範囲はAWA側で設定されているので、自分で好きな部分を指定して聴くことはできません。
曲によってはサビを含む90秒がハイライト設定されている場合もありますが、サビから後半までの90秒が設定されている場合もあったりします。
自分の聴きたい曲の聴きたい範囲を聴くことができず、AWA側が「曲の盛り上がる90秒」として指定した範囲のみ聴くことができます。
ハイライト再生が30秒の曲もある
このハイライト再生、本日時点で調べた結果ですが、楽曲によっては30秒しか再生されないナンバーもあります。
なぜかわかりませんが、どうも「ソニー・ミュージック系列」のレーベルが配信している楽曲は、30秒だけのようですね。
例えば本日時点では、「西野カナ」や「清水翔太」「UverWorld」といったアーティストの楽曲は30秒しか聴くことができないため、フェードイン・フェードアウトで楽曲がコロコロ変わっていくのは、少し聴き難いというか、耳が疲れました。
ハイライト再生できない曲もある
これもどういう法則かわかりませんが、中にはハイライト再生ができない楽曲もあるようです。
そういった曲はハイライト再生しようとすると、スタンダードプランへのアップデートを勧められます。
そんなに数が多いわけではないですが、例えば「erica」さんの「君がいた」などを聴こうとすると、ハイライト再生はできませんでした。
通信量は10分間で15〜18MBくらい
実際にハイライト再生で10分間音楽を聴いた時に、どのくらいの通信量がかかるのか測ってみました。こちらも参考にしてください。
まとめると
いかがでしょうか。
今回の変更を、「改悪」と捉えるか、「良改定」と捉えるかは、利用状況によりそうですね。
「カジュアルに音楽を流し聴きしたいし、たまには好きな曲も少しだけ聴きたい」と人にとっては良改定ですが、「プレイリストでも良いし1曲フルで聴きたかった」という人にとっては、改悪と捉えてしまうかもしれませんね。