Appleがてがける定額制音楽配信サービス「Apple Music」の有料会員数が、3,000万人を突破したことが判明しました。
Beatsの共同創業者であり、現在Apple Musicの幹部であるJimmy Iovine(ジミー・アイオヴィン)氏が、米Billboardのインタビューにて答えています。
Apple Musicは3ヶ月で300万人の増加!
Apple Musicの有料会員数は、2017年6月5日に開催されたWWDCの時点で「2700万人を超えた」との発表がありました。
ここから考えると約3ヶ月の間で300万人ほど増加したことになります。
この「1ヶ月に100万人増える」という有料会員数増加のペースは、昨年から変わらず続いていますね。
前回記事を書いた時にも紹介しましたが、Appleの有料会員数が2000万人を突破したのが2016年11月でしたので、10ヶ月ほどで1000万人増加したことになります。
音楽業界を支えるストリーミング、どこまで成長するか
このブログでも何度か紹介していますが、今や世界の音楽業界はストリーミングサービスが支えています。
実際にアメリカ音楽市場はストリーミングによる売上の割合が、全体の6割超達するなどApple MusicやSpotifyといった音楽ストリーミングサービスの影響が大きくでています。
今回Apple Musicの有料会員数が3000万人を突破しましたが、ライバルであるSpotifyの有料会員数は6000万人超と2倍以上の差がでているなど、どちらのサービスも成長をし続けています。
以下の表は、これまでSpotifyとApple Musicが公表してきた有料会員数の数字をまとめたものですが、微妙に差は広がっていますね。
今後どこまで有料会員数を伸ばし続けるのか、音楽サービスは完全にストリーミングに移行するのか、一方でValue Gapの問題を解決できないのかなど、業界動向に注目です。
Source:
Apple Music's Long Game: Why Jimmy Iovine Thinks They're 'Not Even Close' to Success With Streaming