日本で使っているインディーズ系ミュージシャンも多いかもしれませんが、音楽配信プラットフォーム「Bandcamp」にとって、2017年は飛躍的な成長を遂げた年になったようです。

スポンサーリンク

Bandcampは全体的に成長傾向

公式サイトにて公開された「The Bandcamp 2017 Year in Review」によると、2017年の売上において、前年度と比較してデジタル販売/物理メディア販売含み全体的に増加しており、デジタルアルバムの販売は16%、トラックの販売は33%増加し、グッズやカセット/アナログレコードなどによる小売のの販売も36%増加したとのこと。(内訳は、アナログレコードが54%増、CDが18%増、カセットが41%増)

また、Bandcampを利用しているレーベル側の2017年度還元額(収入)は前年度と比較してに73%も増加しており、Bandcampのサービス開始2007年)から2017年までのアーティストに対する還元(支払い)総額が、約2億7千万ドル(約287億円)に達したことを発表しています。

ストリーミング音楽配信に対する懸念も

今回の発表ではBandcamp自体の好調に触れつつも、アメリカの音楽業界全体ではデジタルアルバムの売上は20%減、トラックは23%減、物理的売上は20%減と下降傾向にあることにも触れています。この傾向は今後も続き、最終的に音楽消費の大部分はAppleやSpotifyといった2〜3つの巨大企業が提供する定額制音楽ストリーミング配信サービスに集約されていくであろうとも予測しています。

現状の音楽ストリーミング配信サービスでは、上位10%のトラックが全ストリーミングの99%を占めるようなバランスになっており、その結果、Bandcampで活動しているようなインディーズ系レーベルや独立系アーティストの楽曲は、なかなか発見されにくくなるのでは?という懸念もコメントしています。さらには、ストリーミング音楽配信サービスからアーティストに還元される収益の少なさについても指摘していますが、この当たりはまさに変革の時を迎えていますよね。

Bandecamp上で音楽を販売してアーティスト/レーベルに還元される額も増えていますが、先日 、アメリカの著作権著作権委員会は、今後5年間でアーティストに還元されるストリーミング音楽配信からのロイヤリティを48%増加させると発表しました。

ユーザーは完全にストリーミング配信へ流れていっていますが、アーティスト/レーベル目線でのダウンロード vs ストリーミングの戦いは、まだしばらく続きそうです。

Source:
The Bandcamp 2017 Year in Review

スポンサーリンク
合わせて読みたい

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事