International Music Summit(IMS)が発表した世界の音楽市場に関するレポートによると、2017年の世界におけるEDM市場は73億ドル(約7973億円)であり、昨年(74億ドル)に比べて、マイナス2%の成長であることがわかりました。

これまでプラス成長しか遂げてこなかったEDM市場が、ついにマイナス成長です。

画像引用:IMS

「EDMバブルは弾けた」「EDMブームは終わる」と言われ続けてきましたが、ついに市場がマイナス成長です。詳しくみていきましょう。

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市場を牽引してきたドイツやアメリカでシェアが低迷

昨年のレポートを紹介した時にも書きましたが、これまでEDM市場はアメリカ・カナダの北米やドイツ・イギリスといったヨーロッパ圏が中心となり、市場を牽引してきていました。

それが2017年を見てみると、世界最大の音楽市場であるアメリカでは、全ジャンルの売上シェアにおいてダンス/エレクトロニックの音楽売上が4%から3.5%まで減少し、ドイツの音楽市場でもシェアが7%から6.4%と、僅かではあるものの減少しました。

画像引用:IMS

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世界各国の音楽市場全体で見てみると、SpotifyやApple Musicといったストリーミング配信サービスのおかげで回復傾向を通り越し成長フェーズにありますので、やはりEDMというジャンル自体が頭打ちになってしまった感は否めませんね。

もしくは、ストリーミング配信サービスの拡大により、ロックやヒップホップ、R&Bといった各ジャンルの音楽を聴く人が再び増えた結果、EDMの成長が止まったと考えることもできそうですが、いずれにしても、いったん2017年で成長が止まったことは事実です。

ライブ市場は成長を続ける

その一方で、ULTRAといった大型のEDMライブイベントは、引き続き成長を続けています。

今回のレポートによると、2017年は「Ultra」の冠がついたEDMフェスが、全世界で45回開催され、累計動員数は100万人以上を記録しています。

2016年は「Ultra」の冠がついたEDMイベントは26件でしたので、およそ2倍になっています。実際に2017年はUltra Chinaといった中国初のUltraも開催されました。

画像引用:IMS

また、Ultraの中でも最も大きなアメリカ・マイアミで開催される「Ultra Music Festival 2017」は、16万5000人を動員するなど、EDMフェス・イベント・ライブ市場は、引き続き盛り上がっています。

まぁEDMに限らず音楽業界全体的にライブやフェス、イベント事業にシフトしてきていますが、急成長を続けてきたEDMの今後が気になりますね。

Source:

IMS Business Report 2018 (PDF)

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