2019年9月24日、また一つ、新しいカタチの音楽ストリーミング配信サービスが始まりました。
今回サービスを開始した「Audius」は、SoundCloudなどと同じく、個人やインディーズといった独立系アーティストの音楽配信がメインの音楽ストリーミング配信サービスです。
ですが、SoundCloudとの最大の違いは、ブロックチェーン技術を用いて楽曲を管理することです。
ブロックチェーン技術の細かい説明は省きますが、Audiusがサービスオーナーとなり楽曲をホストするわけではなく複数のノードに分散化して音楽を管理する体制をとることのより、透明性やセキュリティ性も高く、作品の著作権も守られるわけです。
またAudiusでは、アーティストがAudius上で楽曲を公開・配信し、ユーザーとアーティストが直接やり取りすることができるので、アーティストが自分の作品を直接収益化できます。
現時点ではアーティストが収益をあげることはできないようですが、将来的には収益の90%はアーティストに、10%はノードオペレーターに分配し、リアルタイムで収益を受け取ることができるようにすることを目指すとのこと。
また、ブロックチェーンを利用して音楽を管理しているので、Audiusでは独自の暗号化トークン(仮想通貨)を発行して、早期にサービスに参加するアーティストやノードオペレーターにインセンティブを与えます。
これにより、今後トークンの価値が上昇すれば、Audius自体も、アーティストもノードオペレーターも収益を上げることができます。
正直、ブロックチェーンを用いた音楽配信サービスが今後どうなるか未知数ではありますが、サービス開始前からdeadmau5やREZZ, ZEDS DEADといった海外のアーティストから賛同を得ていますので、今後の動向にも注目ですね。
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