このブログでは、これまでもApple MusicやAWA、 SpotifyにAmazon Music Unlimitedといった定額制の音楽ストリーミング配信サービスを紹介してきましたが、今回紹介するのはNTTドコモが提供する定額制音楽配信サービス「dヒッツ」です。
僕は基本的には洋楽メインで聴いているので、これまでdヒッツ自体には見向きもしなかったのですが、月額料金が540円(税込)と他サービスの半分くらいであったり、「安室奈美恵」や「Mr.Children」に「flumpool」といった他の音楽ストリーミング配信サービスでは、聴くことができない邦楽アーティストの楽曲を聴けたりします。
初回であれば、31日間の無料期間もあるのでということなので、実際に僕がdヒッツを使ってみて感じたことや他サービスとの比較、メリット・デメリットを紹介していきます。
dヒッツの料金や曲数など基本情報とメリット
dヒッツはNTTドコモが提供している音楽ストリーミング配信サービスです。NTTドコモユーザー以外もdアカウントを取得していれば利用することができ、なんといってもその料金の安さと邦楽アーティストのラインナップに定評があります。
dヒッツの基本情報
- 配信楽曲数:550万曲以上
- 無料トライアル期間:31日間
- 有料プラン:月額540円/月
- 無料プラン:なし
dヒッツと他定額制音楽配信サービスの比較
次にApple MusicやAWA、 Spotifyといった他の定額制音楽配信サービスと「料金」「曲数」「無料期間」を比較していきます。
サービス名 | 運営会社 | 月額料金 | 配信楽曲数 | 無料期間 |
---|---|---|---|---|
dヒッツ | NTTドコモ | 540円 | 550万曲以上 | 31日間 |
Apple Music | Apple | 980円 | 3000万曲以上 | 3ヶ月間 |
Google Play Music | 980円 | 3500万曲以上 | 30日間 | |
Prime Music | Amazon | 年間3900円 | 100万曲以上 | 30日間 |
AWA | AWA | 960円 | 3000万曲以上 | 30日間 |
LINE MUSIC | LINE | 1000円 | 2400万曲以上 | 30日間 |
Spotify | Spotify | 980円 | 4000万曲以上 | 30日間 |
このように、曲数は少ないですが月額料金が他のサービスと比べて約半分と、お手軽に始めることができますね。
dヒッツ最大のメリットは邦楽アーティストの配信が充実
そしてdヒッツ最大のメリットですが、他の定額制音楽配信サービスでは配信していないような邦楽アーティストの楽曲が充実しているということです。Google Play MusicやSpotifyといった海外発の定額制音楽配信サービスは配信楽曲数も多く洋楽アーティストのラインナップは充実していますが、はっきり言って、邦楽アーティストの配信ラインナップはあまり充実していません。また国内発のサービスであるLINE MUSICやAWAも頑張ってはいるものの、どうしても楽曲を配信していない国内アーティストが沢山います。
ところがdヒッツの場合、例えば「安室奈美恵」や「Mr.Children」に「flumpool」に「L'Arc~en~Ciel」、「サザンオールスターズ」、「FUNKY MONKEY BABYS」など、他のサービスでは配信していない邦楽アーティストの楽曲を聴くことができます。
もちろん「aiko」や「BUMP OF CHICKEN」「B'z」など、dヒッツでも配信していない邦楽アーティストはいますが、31日間の無料期間があるので、自分が聴きたい邦楽アーティストの音楽があるか、まずは試しに使ってみることができますね!
dヒッツのデメリットは?やっぱり安い理由が・・・?
いかがでしょうか。ここまで聞くと「dヒッツ」は邦楽アーティストの楽曲がたくさん聴けて、月額の料金も安いとメリットばかりのように感じるかもしれませんが、やはり安いことには理由があります。ここからは僕的にデメリットと感じた「dヒッツ」の特徴を書いていきます。
「ラジオ型」なので、聴きたい曲を指定して聴くことができない
これが「dヒッツ」の最大のデメリットと僕が感じた点です。
定額制音楽配信サービスには「オンデマンド型」と「ラジオ型」の2種類があるのですが、dヒッツは音楽をラジオのように流しっぱなしで聴く「ラジオ型」と言われるサービスで、Apple MusicやAWAの有料プランなどのように、好きな曲を指定して聴くことができる「オンデマンド型」ではありません。
よってdヒッツでは1曲ずつ聴きたい曲を指定して聴くことができず、聴きたい音楽を含んでいるプレイリストを選択して、目的の曲までスキップを繰り返してたどり着く必要があります。
ラジオのように音楽を聞き流すだけであれば全くストレスはありませんが、「あの曲が聴きたい!」って感じた時に、すぐ聴くことができない点は結構ストレス感じると思います。
一応、Myヒッツ機能で曲指定はできる
このように好きな曲を指定して聴くことができないのですが、そこをカバーする目的で「Myヒッツ」という機能が提供されています。これは一度聴いた曲であればお気に入りに登録ができ、好きな時に指定して聴けるようになる機能です。毎月10曲までMyヒッツに登録可能で、Myヒッツの利用枠は毎月10曲増え、最大60曲まで登録できるようになります。
洋楽アーティストのラインナップがほとんどない!
これは僕の音楽利用が洋楽メインだから感じるストレスかもしれませんが、洋楽インディーズレーベル系の音楽が、ほとんどありません。世界3大レコード会社といわれているユニバーサル・ミュージック系列やワーナーミュージック系列、ソニー・ミュージック系列などに所属する有名どころの洋楽アーティストは一応ありますが、ちょっとマイナーになると全く配信していません。
この点に関しては31日間の無料お試し期間で使ってみて、自分の聴きたい曲があるかどうか探してみる必要がありますね。
オフライン再生ができないので通信量が大変なことに・・。
そして最後のデメリットというか不満は、楽曲のオフライン再生ができないことです。dヒッツはストリーミング型の音楽配信サービスなので、音楽を聴くときには常に通信が発生します。もちろん曲の長さなどにもよるのですが、例えばこの13曲入りプレイリストの場合、高音質(320kbps)で音楽を全部聴くと159MBも通信量を使うことになります。
1曲あたり10MB程度の計算になるので、1GBのスマホ料金プランとかdヒッツで100曲聴くだけでギガがなくなってしまいますね。Google Play MusicやAWAなど他の定額制音楽配信サービスであれば気に入った曲をオフライン再生ができるのですが・・・。
これも一応、Myヒッツ機能でキャッシュ再生できる
このようにオフライン再生ができない「dヒッツ」ですが、先程の曲指定同様「Myヒッツ」機能でお気に入りに追加した音楽はキャッシュから再生することができます。毎月10曲までMyヒッツに登録可能で、Myヒッツの利用枠は毎月10曲増え、最大60曲まで登録できるようになりますので、ヘビーローテーションで聴いている曲は迷わず「Myヒッツ」に追加すべきですね。
dヒッツを使っているポジティブな口コミ
このようにメリット・デメリットがあるdヒッツですが、300万人以上いると言われているdヒッツのユーザーがTwitter上にあげているポジティブな声を紹介してみます。
まじかDヒッツZAQ解禁してたんか!?!?
— Mist / Y (@MistY12378946) 2018年1月14日
Dヒッツめちゃいいわー
ちょっとマイナーな邦楽ロックとかも抑えてて…はかどる
— ときわた (@aschlukelove) 2018年1月14日
読書BGMなかなかいいんだけど、新旧混じってる感じで面白い。 #dヒッツ
— kk.ayataka (@kkAyataka) 2018年1月14日
dヒッツ残響のテロルあるじゃん…最高じゃん。 pic.twitter.com/DG7Wdxg3M7
— はくと🌼ひだり (@cloud9xxxsh) 2018年1月14日
dヒッツに柿原徹也の歌めっちゃ増えてる!最高!本当に最高!
— りょーた@麻冬 (@fwmafuyu) 2018年1月13日
まとめ:こんな人にはdヒッツがおすすめ
ここまでdヒッツの機能面や料金といった基本的な情報からメリット・デメリットを紹介してきました。僕は、こんな人/こんな音楽の聞き方をする人には「dヒッツ」が、おすすめだと感じています。
- とにかく安い月額料金で音楽を聴きたい!
- 邦楽アーティストの音楽をたくさん聴きたい!
- 洋楽は有名どころさえあれば良い
- 作業BGMみたいに音楽を聴き流したい(YouTubeみたいに途中で広告が入るのは嫌!)
- 毎月そこまで多くの音楽は聴かない
それ以外の聴き方をするのであれば、Apple MusicやAWAなど他の音楽配信サービスを利用した方が、結果的におすすめかもしれません。
自分の音楽ライフに「dヒッツ」が合うかどうかは31日間の無料お試し期間で確認することができるので、まずは試しに使ってみるのがオススメです!