2014年7月から本格的に活動を開始し、都内だけでなく全国で活動されているギターロックバンド「まぜたらうまい」さん。
公式サイトによると「それぞれ他のバンドで活動していたメンバーが混ぜ合わさることで試験的に結成」となっているが、たしかに「まぜたら上手い」だ。楽器隊の演奏レベルはとても高いし、ジャキジャキだったり伸びたりするギターサウンドと、少し不思議な感じのボーカルさんの声が素敵だ。
そして、ベースラインに惚れた。
バンドマンが好きそうなバンド
初めて聞いた感想は、単純だけど「めちゃくちゃ演奏の上手いバンド」だ。素直にそう思ったし、実際のところ本当に演奏レベルは高いと思う。僕なんかが「演奏レベルが高い」とか書いて紹介するのが恐縮なくらいハイレベルだ。
また演奏だけでなく曲の構成とかアレンジなども、本当に作り込まれていると感じた。そういうところから「バンドマンが好きそうなバンドだなー」という印象だ。
特に、僕はベーシストだったのでベースに関して紹介したくなるけど、このベースラインが凄い。めちゃくちゃ上手いし渋い表現が多い。
公開されている2曲しか聴かずに語るのは失礼だけど、「そこでハイフレットいくかー」とか「そこで落とすんだ」って思うアレンジが色んなところに出てくるし惚れたね、これは。もちろん演奏自体も最高だ。
イヤニシミル
どうやったらこんな曲が作れるのか教えて欲しくなる一曲。曲の構成だけとっても、僕なんかじゃ一生思いつかない表現が多い。というか、はっきり言って完全に理解できてないと思う。
途中で変拍子も入ってきたり、難しい曲構成・アレンジだし、ところどころ敢えて外した音とか出てくるのに、何故かすんなりと耳に入ってくるという僕的に謎のナンバー。妙に癖になるし、かっこいい。
溺れる魚
こちらの曲は少し中性的で透き通ったボーカルの声と邦楽ギターロックが柱になっていて、純粋に聴きやすいナンバーだ。先ほどの「イヤニシミル」と異なり、基本的には「イントロとサビ」「Aメロ」「Bメロ」「間奏」で同じ構成になっている王道の曲だけど、ドラムパターンやギターリフ、ベースラインなど微妙に変えたりして、やっぱり随所に素敵なアレンジが聴こえてくるナンバーだ。
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