TechCrunchやRecode、Billboardなど複数の海外メディアの報道によると、Appleが、気になる音楽を聞かせるだけで曲名を教えてくれる音楽検索アプリ「Shazam」の買収を検討しているようです。買収額約4億ドル(約450億円)といわれていますが、2015年当時であれば10奥ドル(約1100億円)の企業価値があったと言われているので、かなりお得かもしれません。
Apple Musicへの導線強化?
Shazamは、「この曲なんだっけ?」「曲のタイトルが思い出せない」という時に、アプリをインストールしたスマホを音楽にかざすだけで曲名を教えてくれるアプリで、2016年には世界中で10億ダウンロードを突破しています。
実際僕もよく使っていますし、気になる曲をかざして調べた後にGoogle Play MusicやApple Musicといった音楽配信サービスのほか、YouTubeにミュージックビデオが公開されている場合は、そのリンクを検索結果に表示してくれます。
これがまた非常に便利で、僕はGoogle Play Musicを使っているので、そのまま音楽を聴くことができるんですよね。
Appleの狙いはこの検索結果から自社サービスであるApple Musicへの導線強化にあるのかもしれません。
実際、2016年10月時点で、これまで行われた「Shazam」の音楽検索回数は300億回になっており、当時世界中で毎日2,000万回の音楽検索が使われている発表がありました。この検索結果から全てApple Musicへ誘導できれば、かなりのマーケティング効果がありそうです。
AppleおよびShazamともに正式なコメントは出していませんが、近日中には動きがあるかもしれません。
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