みなさま、年の瀬をいかがお過ごしでしょうか。

早いものでもう2017年も終わろうとしていますね。今年も色々なイベントやニュース・事件などありましたが、やはり音楽ブログを書き続けている身として、2017年の音楽市場・ニュースの個人的振り返りと、2018年の音楽市場動向や展望など書かずにはいられなくなり書いています。

完全に僕が衝撃を受けたランキングにはなっていますが、いってみましょう。

スポンサーリンク

2017年の音楽市場を振り返り、2018年を考えてみる

それでは、僕が衝撃を受けた順にランキング形式で2017年の音楽市場やニュースを振り返っていきます。

1.音楽を販売しないチャンス・ザ・ラッパーのグラミー賞受賞

なんといっても2017年最大の衝撃は、このニュースでした。2017年冒頭である2月に世界中に衝撃を与えたと思いますが、第59回グラミー賞において、音楽をCDなどのパッケージ販売やデジタル音源のダウンロード販売などをしていない「チャンス・ザ・ラッパー」の作品が、最優秀新人賞、最優秀ラップ・アルバム賞、最優秀ラップ・パフォーマンス賞の3部門で受賞しました。これは本当に衝撃で、今後の音楽業界のカタチが変わっていくかもしれないと本気で感じました。

詳細は過去記事を見てもらえればと思いますが、「音源はマーケティングツールに」「ビジネス音楽は体験に集約していく」と、本気で考えるようになりました。これからは、「音源」は音楽ビジネスにおいておまけの扱いになり、ストリーミングや無料配信でどこまで世界中のユーザーに音楽を届けることができるかが前提になった上で、ライブやユーザーとのインタラクティブなコミュニケーションにおいて「音楽体験」を提供してくことが、今後の音楽ビジネスの前提になりそうです。

2.ラテンアメリカ圏の音楽が世界の市場を飲み込んでいく

これは2018年の動向として注目していますが、今後の世界的音楽ヒットは、ラテンアメリカ圏が中心になっていくと、各所で予測されています。2017年は「ShakiraのChantaje」や「Luis FonsiのDespacito」といったラテン音楽がYouTubeやSpotifyといったプラットフォーム上で、爆発的なヒットを記録しました。

正直、日本にいると、これらの楽曲が大ヒットしている実感はないですが、ヨーロッパやアメリカでは大ヒットしています。特にアメリカにおいては、メキシコ系移民などスペイン語圏の人口が増えていることも相まってか、本当に流行っていました。「Luis FonsiのDespacito」は、わずか97日でYouTube上で10億回再生を達成しています。この時に記事でも書きましたが、これからは英語だけでなくスペイン語で歌えるアーティストが世界の音楽を引っ張っていく気がしています。

3.EDMの頭打ちとヒップホップの再台頭

こちらも2018年の世界音楽市場においてキーワードになりそうです。2016年、世界のEDM市場は3%成長と引き続き緩やかに伸びていますが、さすがに成長率が鈍化してきました。ヨーロッパ・アメリカにおいてEDMは完全に成長しきっており、EDMは南米やアジア・中国などを今後の成長市場として考えています。

しかしながら南米においては先程紹介したとおり、ラテン系ポップ音楽が市場を牽引しています。また日本を除くアジアや中国で、今後EDMがどこまで成長していくかは未知数であること、過去記事で紹介しています。

また、冒頭紹介したチャンス・ザ・ラッパーのグラミー賞受賞などにみられるように、ヒップホップは引き続き根強い人気を誇っています。中でも「MixTape」と呼ばれるヒップホップ特有のアングラな勝手アレンジの音楽を、ソニーミュージックといったメジャーレーベルが公式に認めるようになり、今後、爆発的に普及する可能性もあります。

過去記事でも書いていますが、2016年12月にはアメリカで発売された「The Hamilton Mixtape」という様々なアーティストが参加したミックステープが、ビルボードのトップ200チャートで1位を取るなど、確実に影響が出ています。

2018年のヒップホップ、改めて注目です。

4.音楽ストリーミングサービスが世界・日本の市場で本格的に普及

これは書くまでもありませんが、世界の音楽市場はストリーミングです。日本の音楽市場も、まだまだストリーミングのシェアは少ないですが、確実に流れが来ています。

世界中の定額制音楽ストリーミングサービスの利用者は、2016年末には1億3260万を超えていて2015年の7,680万人から6000万人弱の増加だったり、アメリカの音楽市場は全体のシェアでもストリーミングサービスのシェアが50%を超えていたり、日本の音楽市場でもデジタル音楽だけに目を向けると、ダウンロードのシェア率にストリーミングのシェア率が迫ったり(ただし日本はCDのシェアが大部分)と、ストリーミング型の音楽配信は、確実に流れがきています。

この、ストリーミングが中心になる流れは2015年頃から続いていますし、Appleは否定していますが、iTunesによるダウンロード型の音楽販売サービスを2019年までに終了するなんて噂も出ていました。

2018年はラテン系音楽の勢いも加速要因の一部として、ストリーミングによる音楽配信は、ますます成長していくと予測しています。

5.スマートスピーカーにより、新しい音楽消費方法が加速する

最後、こちらは年末ギリギリに飛び込んできたニュースですが、スマートスピーカーが密かに流行ってきています。こちらも日本においては、まだまだ実感できない部分がありますが、確実に生活者のライフスタイルに溶け込んできています。

実際僕も使っていて感じたのですが、家で音楽を聴く機会が、かなり増えました。これまでは移動中にしか聴いていなかった音楽を家でも聴くようになっています。これって、本当にすごい生活の変化です。

かつてiPodが爆発的に広まってiTunes/MP3というデジタル音楽が普及していったように、スマートスピーカーの普及が音楽ストリーミングサービスのシェアを、ますます拡げる可能性があります。

2018年、スマートスピーカーにも注目です。

まとめ

完全に僕好みのデジタル系中心の動向まとめになってしまいましたが、いかがでしょうか。

何度かこのブログでも書いていますが、"今"は確実に音楽消費のカタチが変わっていく時代に直面しています。ある意味凄く難しい時代だとは思いますが、このような変化を見ていけるのも、また素晴らしいですね。

 

インディーズバンドや音楽レビューをなかなか書けずにデジタル音楽に関するニュースが中心になってしまってきていますが、2017年も東京indieを読んでいただき、ありがとうございました。

2018年も、よろしくお願いします!

スポンサーリンク
合わせて読みたい

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事